刊行物・関連書籍

  • 国土社(2000年 7月25日)
    3,000円(税別
  • 著者 佐島 群巳(東京学芸大名誉教授) 他
    共著 多田 恭之(原子力安全システム研究所
             社会システム研究所主任研究員)
  •  本書は、小・中・高等学校におけるエネルギー教育に関する総合的な学習のカリキュラム開発の8年間にわたる研究成果をまとめたもので、2002年度以降導入が予定されており、教育改革の柱でもある ”総合的な学習の時間” に対応したエネルギー教育の学習モデルの事例開発とその実践結果を中心として体系化を図ったものである。
     本研究は、原子力安全システム研究所が東京学芸大学の佐島群巳名誉教授を研究代表として、幼稚園、小学校から高等学校までの現場の教諭の方々を含めたワークショップ方式で取り組んできたものである。
     また、次代を担う子供たちを地球市民として育成する人間教育に資することを基本理念として、教育改革の方向性を具体的に示すことを目的としている。
  •  開発した学習モデルの内容では、体験・調査活動など問題追求型の学習を多く取り入れたことにより、それらを通じて子供達が環境やエネルギー問題などについて実感を持って感じ取ることが出来たり、探求心や積極性が向上したなどの効果がみられた。
     ”総合的な学習の時間” は、内容や進め方について各学校の創意工夫  で形づくっていくというこれまでにない新しいシステムが採用されており、学校や教師の方々にエネルギー・環境に関しての有用な指針として本書を活用していただきたいと考えている。