2021年度産業・組織心理学会「優秀論文賞」の受賞について
2021年9月、産業・組織心理学会の優秀論文賞を、弊社社会システム研究所から 藤田 智博 副主任研究員はじめ3名が受賞いたしました。
【産業・組織心理学会の優秀論文賞について】
産業・組織心理学の発展に特に重要な貢献をした論文を顕彰することを企図して創設された賞です。
【受賞者】
・社会システム研究所 副主任研究員 藤田 智博(Tomohiro Fujita)
・社会システム研究所 副主任研究員 後藤 学(Manabu Goto)
・社会システム研究所 主任研究員 河合 学(Manabu Kawai)
・九州大学 大学院 人間環境学研究院 准教授 池田 浩(Hiroshi Ikeda )
・大阪大学 大阪大学大学院 人間科学研究科 助教 秋保 亮太(Ryouta Akiho)
・原子力安全推進協会 安全基盤部 安全システムグループ 部長 金山 正樹(Masaki Kanayama)
【受賞対象となった論文タイトル】
「安全の現場に求められるワークモチベーション:安全志向的モチベーションの効果とその源泉としての自己価値充足モデル」産業・組織心理学研究 第34巻 第2号, 133-146
【当該論文の概要】
東日本大震災と福島事故後、電力自由化が進む中で、電力現場のモチベーションが心配であるというニーズをきっかけとして、大学と共同で進めてきた研究です。事故、怪我、エラーやミスの抑止といった安全が求められる職務において重要なモチベーションを、安全志向という観点から定義したうえで、測定尺度を開発し、安全志向モチベーションを高める源泉として、誇りや社会的貢献感が果たす役割についてまとめたものです。